[歌詞考察]艦これOPの『海色(みいろ)』の歌詞の意味、解釈@理解させる気が無いマジで鬼畜な歌詞構成w[暗号ですか?]

[歌詞考察]艦これOPの『海色(みいろ)』の歌詞の意味、解釈@理解させる気が無いマジで鬼畜な歌詞構成w[暗号ですか?]

艦これOPの『海色(みいろ)』の歌詞の意味、解釈。詳細解説1.

 

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以下の記事は、あくまでも詳細の細かな部分を説明しています。

 

 

艦これOPの『海色』の歌詞の詳細な解釈を行っていきます(`・ω・´)キリ

 

今までいくつも歌詞の解釈※をやってきましたが、
涼宮ハルヒの憂鬱劇中歌『God knows...』の歌詞の意味、独自解釈♪)とか。

 

この『海色』は一番難しいです。
既に数日は考え続けていて、それでも矛盾のない解釈ができないので、困っています(笑)

 

リピート再生も見てみると、140回になってますし。

 

書かないと、考えも整理できないので、この記事で、解釈の準備をやっていきたいと思います。パズルのピースを集めるわけですね(笑)

 

 

ここでも、歌詞の指定は数字で行うので、まず、数字と歌詞の対応を下に書いておきます。

 

そのあと、確実な手掛かりになるものを使い、人称代名詞の指す人物を特定していきます。誰が歌っているのかが分からないと解釈のしようがないと思うので。

 

 

海色歌詞と対応する番号

 

1、朝の光 眩しくて
2、Weigh Anchor!

 

3、言葉もなくて
4、ただ波の音 聞いてた
5、記憶の意味 試されている みたいに

 

6、闇の中でも思い出す
7、前に進むの
8、見ていてよ

 

9、So repeatedly, we wont regret to them
10、そんな風にも考えていたの

 

11、憧れ 抜錨 未来
12、絶望 喪失 別離
13、幾つもの哀しみと海を超え

 

14、たとえ――

 

15、世界のすべてが海色に溶けても きっと
16、あなたの声がする
17、大丈夫 還ろうって
18、でも

 

19、世界が全て反転しているのなら
20、それでもあなたと
21、真っ直ぐに 前を見てて
22、今 願い込めた 一撃 爆ぜた

 

23、She was splendid like our flagship
24、But its all in the past
25、She never gave up the hope even till the end
26、Only the sea knows だから

 

27、塗り潰されても忘れない
28、こじ開けるの
29、見ていてよ

 

30、So foolish, dont repeat the tragedy
31、そんな言葉にすがりはしない

 

32、煌き 青空 希望
33、敗北 水底 眠り
34、幾つもの涙の海を超え

 

35、たとえ――

 

36、私の全てが過去に消えても ずっと
37、きっと 共にあるって
38、いつの日か 変われるって
39、でも

 

40、私が全て幻だとしたら そう
41、それでもあなたと
42、奇跡のよう この時代に
43、今 祈り込めた 一撃 響け

 

44、世界の全てが海色に消えても
45、あなたを忘れない

 

46、世界の全てが海色に溶けても
47、私が探しだす

 

48、大丈夫 還ろうって でも
49、大丈夫 変われるって 今
50、進むのよ やれるって まだ
51、全部嘘 これで終わり 違う!

 

52、今――

 

53、私の全てが海色に溶けても
54、深みへ落ちていく
55、そして

 

56、記憶の全てが海色になって
57、光に消えていく

 

58、たとえ――
59、世界の全てが海色に溶けても きっと
60、あなたの声がする
61、大丈夫 還ろうって
62、でも

 

63、大切なあなたが生まれてくるなら そう
64、私は歩き出せる
65、最後にね この願い
66、今乗り越え 未来へと Weigh Anchor!

 

 

『海色』に出てくる7人いる人称代名詞・登場人物の特定

 

メインに出てくるのは”私”と”あなた”です。この二つは歌詞のいたるところに登場しています。

 

次に、端役として、英語の中に登場するのが、

 

she 彼女
we 私たち
them 彼ら
foolish 愚か者(形容詞の名詞化)

 

これだけです。出てくるのは。

 

あとは、「歌詞の語り部(地の文の話者)」がいますね。

 

この7人が登場人物と言えます。

 

 

 

主な登場人物は誰なのか?その確かなヒントを集めていく!

 

さて、端役は放置して、”私”と”あなた”と”語り部”を考えていきましょう!

 

私と語り部は一致するのが普通ですが、考えていくと、別人の可能性が高い気がするんですよね。それゆえの分け方です。

 

誰が話しているのかは分からないので、代名詞が登場する部分を見て分けていきます。

 

 

 

36、の全てが過去に消えても ずっと
37、きっと 共にあるって
38、いつの日か 変われるって
39、でも

 

40、が全て幻だとしたら そう
41、それでもあなたと
42、奇跡のよう この時代に
43、今 祈り込めた 一撃 響け

 

46、世界の全てが海色に溶けても
47、が探しだす

 

53、の全てが海色に溶けても
54、深みへ落ちていく
55、そして

 

56、記憶の全てが海色になって
57、光に消えていく

 

63、大切なあなたが生まれてくるなら そう
64、は歩き出せる
65、最後にね この願い
66、今乗り越え 未来へと Weigh Anchor!

 

 

 

あなた

 

15、世界のすべてが海色に溶けても きっと
16、あなたの声がする
17、大丈夫 還ろうって

 

19、世界が全て反転しているのなら
20、それでもあなた
21、真っ直ぐに 前を見てて
22、今 願い込めた 一撃 爆ぜた

 

40、私が全て幻だとしたら そう
41、それでもあなた
42、奇跡のよう この時代に
43、今 祈り込めた 一撃 響け

 

44、世界の全てが海色に消えても
45、あなたを忘れない

 

58、たとえ――
59、世界の全てが海色に溶けても きっと
60、あなたの声がする
61、大丈夫 還ろうって
62、でも

 

63、大切なあなたが生まれてくるなら そう
64、私は歩き出せる
65、最後にね この願い
66、今乗り越え 未来へと Weigh Anchor!

 

語り部

 

1、朝の光 眩しくて
2、Weigh Anchor!

 

3、言葉もなくて
4、ただ波の音 聞いてた
5、記憶の意味 試されている みたいに

 

6、闇の中でも思い出す
7、前に進むの
8、見ていてよ

 

9、So repeatedly, we wont regret to them
10、そんな風にも考えていたの

 

 

23、She was splendid like our flagship
24、But its all in the past
25、She never gave up the hope even till the end
26、Only the sea knows だから

 

27、塗り潰されても忘れない
28、こじ開けるの
29、見ていてよ

 

30、So foolish, dont repeat the tragedy
31、そんな言葉にすがりはしない

 

 

 

 

 

 

 

次に彼らの関係性を把握できるようなものを見つけていくと・・・。

 

大ヒント!

 

63、大切なあなたが生まれてくるなら そう
64、は歩き出せる

 

この部分は大ヒントになりますね。

 

私とあなたが同時に存在するため、関係性が分かります。

 

”私”と”あなた”は相当に年が離れています。

 

 

”私”が(あの世に)歩き出すときに、”あなた”はまだ生まれていない。
先代や先祖のレベルで離れていて、先輩、後輩のような関係ではないみたいです。

 

 

確かなことは、

 

☆『海色』確定情報☆

私はあなたよりも昔の人。
私が歩き出すとき、あなたは生まれてもいない。よって、少なくとも数十年は離れている。

 

ということでしょうね。これは間違いないものです。

 

無論、人称代名詞が同じ人物をささない場合や”生まれる”が比喩的表現なら別の捉え方もあるでしょうが、基本的に素直に考えて行って、それで矛盾するなら超解釈をするべきだと考えているので、素直に「私が歩き出すときあなたは生まれていない」という文章を捉えて、上の確定情報を得ました。

 

 

36、私の全てが過去に消えても ずっと

 

という歌詞もありますから、私とあなたの時系列な関係性は間違いないでしょう。私は過去に消える側ということです。

 

 

 

もう一つ、私とあなたの関係が把握できる部分があります。

 

 

40、私が全てだとしたら そう
41、それでもあなたと
42、奇跡のよう この時代
43、今 祈り込めた 一撃 響け

 

私とあなたが一緒にいるという点がポイントです。

 

確定情報で、二人は長い年月でわけ隔てられているのが分かっています。しかし、ここで二人は一緒にいる。これが意味するのは、二人とも生きているわけではないという可能性です。

 

40、42の歌詞にある 幻 奇跡 この時代 という表現もヒントになります。

 

私が、あなたとこの時代にいる。

 

つまり、「この時代」は、あなたがいる時代です。過去に対する未来。つまり、現在と考えていいでしょう。

 

私は幻。幽霊みたいな存在?

 

奇跡的にあなたのそばに在るが、幻のようだと思えてしまうもの。それが、現代にある”私”というわけです。

 

 

これはほぼ確実に、”記憶”だけの存在だと思います。歌詞自体のキーワードに記憶が多用されているためです。

 

5、記憶の意味 試されている
6、闇の中でも思い出す
27、塗り潰されても忘れない
56、記憶の全てが海色になって

 

などですね。記憶 思い出す 忘れない・・・。

 

 

こうしてみていくと、私=幻 つまり、肉体は無く、あなたと共にあるただの記憶。

 

つまり、私はあなたの中にある”前世の記憶”の人物という可能性が十分に推測できるのです。

 

 

確定できる情報としては、

 

☆確定情報☆

あなたは現代に生きている。
私は過去に生きていて、現代では幻のようなもの。あなたと共にあることが奇跡。

私はあなたよりも昔の人。
私が歩き出すとき、あなたは生まれてもいない。よって、少なくとも数十年は離れている。

 

☆ほぼ確定情報☆

記憶というキーワードが多くあることから、私はあなたの中にある前世の記憶という線は濃厚だと判断します。

 

 

 

この代名詞の解釈で説明ができるかを考え、矛盾点を明確にします。

 

下の方からやっていきます。上の方は代名詞が誰を指すのか分からないので。

 

66〜52まで

 

52、今――

 

53、私の全てが海色に溶けても
54、深みへ落ちていく
55、そして

 

56、記憶の全てが海色になって
57、光に消えていく

 

58、たとえ――
59、世界の全てが海色に溶けても きっと
60、あなたの声がする
61、大丈夫 還ろうって
62、でも

 

63、大切なあなたが生まれてくるなら そう
64、私は歩き出せる
65、最後にね この願い
66、今乗り越え 未来へと Weigh Anchor!

 

 

 

最後の63〜64の部分の確定情報がこの部分では有効に機能します。

 

私はあなたよりも昔の人。
私が歩き出すとき、あなたは生まれてもいない。よって、少なくとも数十年は離れている。

 

60、あなたの声がする

 

これは過去の私に対して、未来のあなたが”大丈夫還ろう”と言っているということですね。

 

還るとは、来世の記憶の中にとかでしょうかね。

 

この歌詞内で死ぬのは私なので、あなたが還ろうというのは、過去の私しかありません。

 

 

 

なので、あなたの声は私に対するもので間違いないでしょう。

 

 

 

53、私の全てが海色に溶けても
54、深みへ落ちていく
55、そして

 

56、記憶の全てが海色になって
57、光に消えていく

 

 

この部分は、”私”が死ぬときの描写ですね。

 

海の藻屑となっても、意識だけがドンドン深みに落ちていき、記憶が光になっていく。⇒来世へ

 

というイメージでしょう。

 

 

 

代名詞を考えるなら、ここ死ぬ私は前世でしょうから、矛盾しません。

 

また、52で「今」と言っていますから、ここでは私は実体を持っているということです。

 

自分の身体が有り、自分の命を生きていると思っているのです。過去の時点での「今」ということですね。

 

過去形ではなく、”私”にとっては現在進行形ということです。歌詞を追っている私たちにしては、過去進行形でしょうが。

 

 

 

 

52〜35

 

35、たとえ――

 

36、私の全てが過去に消えても ずっと
37、きっと 共にあるって
38、いつの日か 変われるって
39、でも

 

40、私が全て幻だとしたら そう
41、それでもあなたと
42、奇跡のよう この時代に
43、今 祈り込めた 一撃 響け

 

44、世界の全てが海色に消えても
45、あなたを忘れない

 

46、世界の全てが海色に溶けても
47、私が探しだす

 

48、大丈夫 還ろうって でも
49、大丈夫 変われるって 今
50、進むのよ やれるって まだ
51、全部嘘 これで終わり 違う!

 

 

 

ここでも、私とあなたが登場しています。

 

 

48〜51はもう、誰が何を言っているのか分かりません。

 

48、大丈夫 還ろうって でも
49、大丈夫 変われるって 今
50、進むのよ やれるって まだ
51、全部嘘 これで終わり 違う!

 

 

似たことを言っている部分を探せば、

 

 

36、私の全てが過去に消えても ずっと
37、きっと 共にあるって
38、いつの日か 変われるって

 

60、あなたの声がする
61、大丈夫 還ろうって

 

これらを考えると、48の還ろうはあなたの言葉でいいでしょう。

 

私が消えても、きっと私はいつの日か変われる
49は 大丈夫 変われるって 今!

 

いつの日か と 今なので、単純に私が主語にならず、”あなた”の応答の可能性が高いでしょう。

 

私が消えてもいつの日か変われるはず・・・

 

それに対して、あなたの対応が、「大丈夫 変われるって! 今!」

 

ならば、ここも主語はあなたでしょう。大丈夫、大丈夫と言い聞かせるのは来世で、死ぬ前世に大丈夫と言うなら、やはり、主語はあなたでしょう。

 

 

進むのよ、と全部嘘については、ここにしか記述がありません。ので、推測以外に道はなし。

 

進むのよ!

 

 

私があなたに進むのよ!まだやれる!

 

あなたが私に進むのよ!まだやれる!

 

 

というのか。

 

 

最後の全部嘘、これで終わり。

 

 

これは、死ぬ瞬間の”私”以外ないでしょう。絶望しているのはあなたではなく、私ですからね。

 

53、私の全てが海色に溶けても
54、深みへ落ちていく

 

その次が私の死の描写になるので。

 

 

確定できたのを見てみます。

 

 

48、(あなた)大丈夫 還ろうって でも
49、(あなた)大丈夫 変われるって 今
50、進むのよ やれるって まだ
51、(私)全部嘘 これで終わり (あなた)違う!

 

 

こう見ると、51で私が全部嘘と纏めるなら、48〜50は全てあなたの応援と見たほうがいいでしょう。

 

 

あなたが私に進むのよ、まだやれるって!と言い、私が「あなたの言葉は全部嘘よ!もう私の命はこれで終わり」と答える。 違う!はあなたでしょうね。

 

歌を聴いても、「違う」だけ違和感がありますし。音が違うというか。

 

 

48、(あなた)大丈夫 還ろうって でも
49、(あなた)大丈夫 変われるって 今
50、(あなた)進むのよ やれるって まだ
51、(私)全部嘘 これで終わり (あなた)違う!

 

 

これでいいでしょう。逆になることは考えにくい。

 

まぁ、違うが私の心の声というのもありですが、あなたは声を私に届ける手段を持っているので、この方がいいでしょう。全体の意味には影響しないですしね。

 

 

間奏部分ですね。

 

 

44、世界の全てが海色に消えても
45、あなたを忘れない

 

46、世界の全てが海色に溶けても
47、私が探しだす

 

 

 

あなたを忘れない。

 

来世のことを忘れない?

 

私が探し出す。

 

死んだ私が生きているあなたを探し出す?

 

 

ここで矛盾感があります。

 

逆転してみると、

 

あなたを忘れない。

 

来世のことを忘れない?
(反転)前世のことを忘れない。

 

私が探し出す。

 

死んだ私が生きているあなたを探し出す?
(反転)生きている来世が死んだ前世を探し出す。

 

 

反転後の方が意味が通じる気がします。

 

代名詞に違和感あり、保留ですね。

44、世界の全てが海色に消えても
45、あなたを忘れない
来世のことを忘れない?
(反転)前世のことを忘れない。

 

 

46、世界の全てが海色に溶けても
47、私が探しだす
死んだ私が生きているあなたを探し出す?
(反転)生きている来世が死んだ前世を探し出す。

 

 

 

 

二番のサビです。

 

 

35、たとえ――

 

36、私の全てが過去に消えても ずっと
37、きっと 共にあるって
38、いつの日か 変われるって
39、でも

 

40、私が全て幻だとしたら そう
41、それでもあなたと
42、奇跡のよう この時代に
43、今 祈り込めた 一撃 響け

 

 

 

一つ前には違和感がありましたが、ここではないですね。

 

36の私が過去に消えてもは、前世の私が過去に消えるわけでおkです。
37も来世のあなたと共にあるならおk。

 

40の幻〜の部分は既に解釈に使用しています。

 

 

私が過去、あなたは現代、42からこのときの時間は現代と分かります。

 

現代のあなたに過去の私が幻のように共にあるということですね。

 

 

この部分には、矛盾点はありません。

 

 

 

34〜23

 

23、She was splendid like our flagship
24、But its all in the past
25、She never gave up the hope even till the end
26、Only the sea knows だから

 

27、塗り潰されても忘れない
28、こじ開けるの
29、見ていてよ

 

30、So foolish, dont repeat the tragedy
31、そんな言葉にすがりはしない

 

32、煌き 青空 希望
33、敗北 水底 眠り
34、幾つもの涙の海を超え

 

ここで私が消えます。代名詞の”私”が登場するのは36が最初なんですね。

 

実際、ここにはあなたも存在しません。
全て語り手の独白です。

 

 

23、She was splendid like our flagship
24、But its all in the past
25、She never gave up the hope even till the end
26、Only the sea knows だから

 

 

sheは昔、旗艦のように立派だった。でも、すべて過去の事。海だけが彼女の奮闘を知る。

 

これって、前世の”私”のことを三人称視点で説明しているものですよね。

 

 

となると、少なくとも、地の文は前世の”私”の言葉ではないと分かります。

 

 

27、塗り潰されても忘れない
28、こじ開けるの
29、見ていてよ

 

 

忘れない こじ開ける 見ていてよ

 

まず、記憶を忘れないというのはどちらでしょうか?

 

 

来世の記憶を忘れないのは、日本人の輪廻転生間からすると意味が分かりません。

 

記憶が継承されるなら、前世の記憶が来世にでしょうし。

 

 

すると、地の分は”あなた”の可能性が高いということです。そういう感じで見てみると、

 

 

27、(”あなた:来世”は”私:前世を)”塗り潰されても忘れない
28、(前世の記憶を)こじ開けるの
29、(来世が前世に向けて)見ていてよ(と言う)

 

 

27の塗りつぶされては、英文に内の、「彼女のことは全て過去のことになった。海だけがそれを知る」という部分を受けて、時代の波にのまれても、歴史の闇に埋もれてもとか、そういう感じに理解すればすんなりと分かります。

 

 

30、So foolish, dont repeat the tragedy
31、そんな言葉にすがりはしない

 

ここは、”あなた”の言葉でいいでしょう。

 

(訳)悲劇を繰り返すなと愚か者が言う。

 

愚か者の”あなた来世”まで”私前世”の戦死の悲劇を繰り返すな!という言葉に対して、
そんな言葉に縋りはしない。=”あなた来世”はそんな言葉に縋って、戦いから逃げたりしないと言うわけですね。

 

問題なく解釈できます。

 

 

 

 

32、煌き 青空 希望
33、敗北 水底 眠り
34、幾つもの涙の海を超え

 

ここはあなたと私、語り手のどれでもない。

 

単語を繋げるだけの部分ですからね。

 

淡々と説明するような感じです。

 

 

34のいくつもの涙の海を超え

 

 

超えるのは前世と来世の記憶が、時間の壁を超えるわけですが、ならば、これはメタ表現なのかもしれないですね。

 

「あなたと私の想いが時を超えて出会う」

 

というメタ表現です。

 

 

メタ表現?
32、煌き 青空 希望
33、敗北 水底 眠り
34、幾つもの涙の海を超え
「あなたと私の想いが時を超えて出会う」

 

 

 

1〜22

 

さぁ、先頭まで戻ってきました!

 

1、朝の光 眩しくて
2、Weigh Anchor!

 

3、言葉もなくて
4、ただ波の音 聞いてた
5、記憶の意味 試されている みたいに

 

6、闇の中でも思い出す
7、前に進むの
8、見ていてよ

 

9、So repeatedly, we wont regret to them
10、そんな風にも考えていたの

 

11、憧れ 抜錨 未来
12、絶望 喪失 別離
13、幾つもの哀しみと海を超え

 

14、たとえ――

 

15、世界のすべてが海色に溶けても きっと
16、あなたの声がする
17、大丈夫 還ろうって
18、でも

 

19、世界が全て反転しているのなら
20、それでもあなたと
21、真っ直ぐに 前を見てて
22、今 願い込めた 一撃 爆ぜた

 

 

まず、地の文は”あなた”ということが分かっているので、その視点から矛盾が無いかを見てみます。

 

 

1、朝の光 眩しくて
2、Weigh Anchor!

 

3、言葉もなくて
4、ただ波の音 聞いてた
5、記憶の意味 試されている みたいに

 

6、闇の中でも思い出す
7、前に進むの
8、見ていてよ

 

 

この部分は完全におkですね。

 

あなたは来世、私は前世で統一します。面倒なので。

 

 

1、(来世が)朝の光 眩しくて(感じて)
2、(来世が)Weigh Anchor!

 

3、(来世は)言葉もなくて
4、ただ波の音 聞いてた
5、(来世が)記憶の意味 試されている みたいに

 

6、(来世が前世のことを)闇の中でも思い出す
7、(来世が)前に進むの
8、(前世よ、来世のことを)見ていてよ

 

9、So repeatedly, we wont regret to them
10、(来世は)そんな風にも考えていたの

 

 

うむ。来世だ前世だというのは非常に読みにくわけですが、ここまで矛盾しませんね。

 

 

9の英文は、「だからね、繰り返し考えていたの。私たちは彼らのことを後悔したりしないって」
後悔ってのは、戦死したことですね。かつて死んだ仲間のことを後悔したりしないと。

 

 

soが「だから」だと、何が理由なのか?となりますが、何がだからなんですかね。分からないです。
まぁ、代名詞の追求が終わったら考えましょ。

 

記憶の意味が前世の記憶であるという予想を裏付ける結果です。

 

 

 

 

11、憧れ 抜錨 未来
12、絶望 喪失 別離
13、幾つもの哀しみと海を超え

 

 

 

ここもさっきと同じく、メタ表現でしょう。

 

あなたでも私でもない誰か、神の視点を持つ者の表現ですね。それがメタ表現です。

 

メタ表現と言うのは、物語を俯瞰できるもの。本の登場人物に対して、読み手(メタ)ということです。

 

 

また、哀しみと海を超えという表現があります。

 

超えるのは何か?

 

やはり、前世の記憶が来世に対し、時間(哀しみや海戦の繰り返しが時間経過を表す)を超越するのでしょう。

 

 

前世の記憶が時間を超え・・・

 

でサビに繋がるわけですね。

 

えぇ、最後にタフなやつが残ったものです。

 

 

14、たとえ――

 

15、世界のすべてが海色に溶けても きっと
16、あなたの声がする
17、大丈夫 還ろうって
18、でも

 

19、世界が全て反転しているのなら
20、それでもあなたと
21、真っ直ぐに 前を見てて
22、今 願い込めた 一撃 爆ぜた

 

 

 

15、世界のすべてが海色に溶けても きっと
16、あなたの声がする
17、大丈夫 還ろうって
18、でも

 

今まで通り、あなたが来世だとするなら、ここは私の発話になりますが・・・
”私”が初登場するのは、36なんですよね。一度も登場していない代名詞が主語になるってありなんでしょうかね。。。

 

しかし、ここにきて、来世でも前世でもない誰かがこの部分だけ主語になるなんてことはもっとあり得ないので、どちらか?が問題です。

 

 

15、世界のすべてが海色に溶けても きっと
16、あなたの声がする
17、大丈夫 還ろうって
18、でも

 

 

あなたの声がする大丈夫還ろうって

 

これは来世の声が、前世に聞こえるということだと今までは解釈してきましたが、ここでもそうだとしましょう。

 

 

19、世界が全て反転しているのなら
20、それでもあなたと
21、真っ直ぐに 前を見てて
22、今 願い込めた 一撃 爆ぜた

 

 

おう、世界が反転?ダメですね、イミフです。

 

20のあなた。

 

それでもあなたと真っ直ぐに前を見てて、”今”願い込めた一撃爆ぜた

 

 

前世がそれでも来世と真っ直ぐ前を見て、現代にて、何らかの願いを込めた一撃が爆発した。

 

 

それでもってなんでしょう。世界が反転していてもあなたと前を見る。

 

世界が反転。もう、なんなんでしょうね、このよくわからん表現。

 

放置しましょう。分からないことは後回し。まずは、代名詞。

 

 

では、代名詞を反転させてみます。

 

 

大丈夫還ろう!という来世の声が、前世に聞こえるということ?
大丈夫還ろう!という前世の声が、来世に聞こえるということ

 

前世がそれでも来世と真っ直ぐ前を見て、現代にて、何らかの願いを込めた一撃が爆発した?
来世がそれでも前世と真っ直ぐ前を見て、過去にて、何らかの願いを込めた一撃が爆発した。

 

 

グヌヌ、どちらにしても意味が通じないんだが。

 

還ろうと言えるのは来世しかいないはずです。前世に還っても、現代では、もう死んでいる女性なんですからね。大丈夫じゃァ、ありませんよ。

 

 

ならば、

 

15、世界のすべてが海色に溶けても きっと
16、あなたの声がする
17、大丈夫 還ろうって
18、でも

 

大丈夫還ろう!という来世の声が、前世に聞こえるということ

 

でいいでしょう。

 

 

問題はあと、1つのブロックです。

 

 

19、世界が全て反転しているのなら
20、それでもあなたと
21、真っ直ぐに 前を見てて
22、今 願い込めた 一撃 爆ぜた

 

 

前世がそれでも来世と真っ直ぐ前を見て、現代にて、何らかの願いを込めた一撃が爆発した?
来世がそれでも前世と真っ直ぐ前を見て、過去にて、何らかの願いを込めた一撃が爆発した。

 

 

世界が反転ねぇ。時代が変わるということだとするなら、これは過去にて何かをするということではなく、現代にて、何かをするということになるのか?

 

・・・

 

やはり、私が主語だと考えるしかないのか。

 

これも同じである。

 

 

前世がそれでも来世と真っ直ぐ前を見て、現代にて、何らかの願いを込めた一撃が爆発した。

 

 

世界が反転するというのは、前半部分のあなたの声がする⇒後半部分のあなたと前を見る

 

 

この差である。

 

あなたの声がする時、私は過去にいる。
あなたと前を見るとき、私はあなたと共に現代にいる。

 

 

もう少し、反転の意味を分かりやすくする表現にすれば、

 

 

(前半)過去にて、あなたは実在せず、私が実在し、あなたの声を聴く。

 

⇒世界が反転⇒

 

(後半)現代にて、あなたは実在し、私は実在せず、あなたと前を見る。

 

 

ということになりますね。

 

もうね、これでいいのか?って気がするんですが、これが一番無理のない解釈なんですよね。

 

 

世界が反転とか、敵と味方が反転するのか、前世と来世の記憶が反転するのかと考えましたが、実体のある人物が来世か前世かどちらだ?ということが反転するということを意味するのでしょう。

 

代名詞を手掛かりに解釈を加えていけば、これ以外の読み取り方はないんですね。

 

 

一度も出ていない私が、語り手とは別の人間であるという超展開を除けば、無理のない解釈です。

 

 

それってどうなんだって感じですが、そういうトラップでもないかぎり、この歌の歌詞がここまで難解になることは無いでしょうよ(-_-;)

 

 

 

 

さて、最後は全体を見終わったところで、困ったところを考えます。

 

 

代名詞に違和感あり、保留ですね。

44、世界の全てが海色に消えても
45、あなたを忘れない
来世のことを忘れない?
(反転)前世のことを忘れない。

 

 

46、世界の全てが海色に溶けても
47、私が探しだす
死んだ私が生きているあなたを探し出す?
(反転)生きている来世が死んだ前世を探し出す。

 

 

 

この間奏の部分だけですね。

 

音がラジオみたいにザザザと言っている間奏の部分です。

あなたと私が、来世と前世という前提が違和感ある唯一の部分です。

 

 

とはいえ、単純にあなたを私に私をあなたに変えれば意味がよく分かる部分です。

 

ここだけ、私は前世ではなく、来世となり、あなたは来世ではなく、前世になるわけです。

 

 

ここまでじっくりと代名詞を見てきましたが、ここ以外ではそのような解釈は不可能でしたから、ここだけのことでしょう。

 

 

 

よって、代名詞の結論としては・・・。

 

 

海色の代名詞の結論

”私”は基本的に前世のことを指す。
”あなた”は基本的に来世のことを指す。また、地の文も来世である。
ただし、例外が存在し、間奏部分の

44、世界の全てが海色に消えても
45、あなたを忘れない
46、世界の全てが海色に溶けても
47、私が探しだす 

のみは、”私”は来世で、”あなた”は前世を指す。

 

”she”は前世のこと。
”we”は来世を含めて、まだ生きて戦っている艦娘のこと。
”them”は前世を含めて、過去に戦死した艦娘のこと。

”愚か者”は誰かが言った程度の意味。誰かが愚かというだけ。

 

 

 

もう疲れたよ。。。

 

20160220ここまで。

 

 

 

キリがいいので、次の記事を作りました。海色や世界と言った特徴的なキーワードの分析をして、歌詞ごとに逐語訳風な解釈を加えて、解釈を完成させていきます!
[オリ解釈]艦これOPの『海色(みいろ)』の歌詞の意味、解釈A

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